setofuumiのblog

格ゲーを見ます

CPTプレイバック2018 part3「ラテン地域・ブラジルプレミア」

今年は2015年以来となるラテン地域・ブラジルプレミアが開催された。
ラテン地域全体に関しては今年書いた。(この紹介の「ドミニカvsブラジル」は結局CrossOverのみの参加で100%は実現しなかったが)

なぜ今年のラテン(中南米)CPTは面白いのか - setofuumiのblog

ブラジルプレミア感想

ラテン決勝(ブラジルプレミア)感想 - setofuumiのblog


・ブラジルプレミア

https://kakuge-checker.com/topic/view/06186/
↑に書いたものとかぶるが、結果としてはオープンプレミアは1位2位は日本遠征勢のハイタニ・マゴ。3位ブラジルのZenithメナトが1回戦負けからのルーザーズランで3位へ(日本勢とは当たらず)、4位パナマのDoomSnakeバルログがストーム久保、板ザンのアビ2体に連勝、HKdashはストーム久保に勝利、などがあった。
Zenith,HKdashは前日対戦会で板ザンに勝利している
https://challonge.com/ja/tuq10

あとブラジルプレミア直前配信で瀬戸と白水さんが「注目プレイヤー」第1位を挙げた瞬間

clips.twitch.tv

板ザンを倒すDoomSnake。タフな試合を繰り返しさらに加えて地域決勝でも3先・4試合を行った。この人のパワーはどこから湧いてくるのか(結構なベテランらしい)。

www.youtube.com

そして地域決勝。半数を占めた地元ブラジル勢はなんと4位までで全滅。ドミニカCrossOver豪鬼が優勝し、一発切符を獲得することになる。(そして辞退により権利は2位Pikoroへ)

・「DoomSnakeとPikoro」
LFでフルセットを戦ったこの2人は今年ペルー大会(Pikoro地元。DoomSnakeだけでなくドミニカCrossOver,ブラジル上位も遠征していた)のGFで対戦しており、これもまた熱戦であった(W側3-2,GF3-0でPikoro勝利)。

ペルー「Lima Salty 2018」『スト5』カプコンプロツアー中南米地区ランキング大会

 TheBackyardPERUのLima Salty 2018 - SFV:AE - Top 8をwww.twitch.tvから視聴する


地域決勝でもフルセットの熱戦。地元優勝の時同様に吠えてからのハグであった

www.youtube.com

地元ペルー大会で優勝したおかげでPikoroはラテン決勝招待権利を獲得、地域決勝でもDoomSnakeを破り結果的にCC出場、大本命の藤村をあわやというところまで追い詰めて見せた。
DoomSnakeの今年の活躍と合わせて、ラテン地域はドミニカ・ブラジルだけではないことを証明したと言えるだろう。
そしてこの2人*1のライバル関係は来年も続くのだろうか?


・まとめ
ラテン決勝+オープンプレミアは開催の都合上か、128名制限・1Dayで行われた。これはさすがに詰め込みすぎたのか、地元ブラジルのエースBrolynhoもさすがに「次は良くなるといいね」といったコメントをしていた。ともあれ2015年以来のラテン地域オープンプレミアが無事開催されたことはラテン地域にとって大きい意味があるだろう。

ブラジル勢にとってはCC始まって以来の出場者ゼロという結果になったが、それも今までのBrolynho一強の状況が変わった(つまり全体がレベルアップして戦国時代化した)ということでもあり、オープンプレミア開催、ドミニカ勢が今年も結果を残したことと合わせてラテン地域は着実にステップアップしていると言える。来季の展開にも期待したい。

*1:余談だが日本人視点だと見た目がめっちゃ似てるので判別がつきにくい