年末に書こうと思って結局書かなかったのでCC開催中にやる
なんでCCにいるの?
2022年7月~12月に開催されたCPT_WorldWarrior(UK&Ireland地域)枠で権利獲得。
予選5回すべて1位→決勝大会優勝の完全優勝。
屈指の強豪地域であるUKで、かつワールドクラスの強豪problemXをほぼ毎回倒してCC出場を阻むという意味でも世界の度肝を抜いた。
CC_IX出場までの軌跡
startggにはcptOnline以外のログはあまりないのでSaltmineLeague_challongeのログを参照すると良いだろう。SaltmineLeagueは欧州地域全体での定番オン大会。
https://challonge.com/ja/communities/saltmineleague/leaderboards/players/76080/ranked_members/578866
2021年初頭から大会に参加し始めており、しばらくは勝ったり負けたりといった感じ。
2021年9月 9th CPTO_UK&Ireland_1
(優勝はThe4phillzファルケ、2位problemXでこれも話題になった)
https://www.start.gg/tournament/capcom-pro-tour-2021-uk-ireland-1/event/street-fighter-v-champion-edition/standings
半年経過後、初めてのcptoに参加、いきなり9位になっており、さらにこの時期からSaltmineLeagueの出場・実績も加速している
2021年12月 4th CPTO_UK&Ireland_2
https://www.start.gg/tournament/capcom-pro-tour-2021-uk-ireland-2/events
そして同年の2回目でTop8を達成。phillzファルケに続く新星がまた出てきた!という感じであった。
ちなみにこの大会前のチェック配信での自分と白水さんの認識はこんなだった
https://www.twitch.tv/videos/1235006925?t=0h21m28s
この後2022年になると上位安定といった風になり、SaltmineLeagueでも欧州最上位陣と勝ったり負けたり…というログが残されている。
2022年5月 13th CPTO_UK&Ireland
(優勝はまたThe4Phillzファルケ、2位problemX)
https://www.start.gg/tournament/capcom-pro-tour-2022-uk-ireland/event/street-fighter-v-champion-edition/standings
そして迎えた2022年度のCPTO(2022年度は1回のみ)だったが、ここは13位にとどまった。
敗れたのはMopuulapoバイソン,SoundBoiコーディで、特にSoundBoiはPhillzも破っており(Phillzはルーザーズラン優勝)UK地域の競争の激しさを感じさせる結果に。
2022年7月~12月 無双期
この結果に奮起したのかどうかは定かではないがここからSaltmineLeagueの戦績がさらに加速する。WorldWarriorと別枠の通常開催の大会をも勝ちまくり、最終的に2022年終了時でのSML内レートはMisterCrimsonに次ぐ2位となった
https://challonge.com/ja/communities/saltmineleague/leaderboards/players/76080/ranked_members
このスタッツと別枠でCPT_WW予選5連勝もしているわけで、この期間の勝数・勝率はとんでもないことになっていたと思われる。
UFA2022での圧倒的な優勝
2022年11月 1st UFA2022
https://www.start.gg/tournament/ultimate-fighting-arena-2022/event/street-fighter-v-champion-edition-single/standings
切符獲得からさかのぼるが11月にさらにとんでもない結果が出る。
参加者
MisterCrimson,Phenom,Luffy,Valmaster,The4Phillz,rikemansbarnet,takamura,GeeckO...と欧州内優勝実績者,CC権利者やリーグ参加者ほぼ全員
中東BigBird,AngryBird
北米Punk,KAMI,中米MONO
この大会はCPT認定でもなんでもないのだがこれらが集合したので*1はっきりいって2019以前の欧州プレミアと全く遜色のない、むしろこっちの方がヤバいかもしれないトーナメントとなった。
そしてEndingWalkerはこのやばすぎる大会を8-0の負け無しで優勝してしまったのであった。
この優勝で「problemXに相性がいいだけでは?」「オンラインだからでは?」といった疑念は否定され、こいつは本当にヤバい!という評価が固まったといえる。
余談1:オンライン時代
GGSTの回の末尾でも書いたが
2022年プレイバック GGST_NA地域(UMISHO,NBNHMR) - setofuumiのblog
EndingWalkerもまた「国内・地域内オンライン環境」が生んだ新人といえるだろう。
SaltmineLeagueは欧州全体でのオンラインをずっと続けていた団体で
(CPT_WorldWarriorは日本と一部地域を除いてそういった既存の地域のオン大会から代表を出させるシステム)、SaltmineLeagueで育ちそしてSaltmineLeagueで切符を取ってCCに出場した…というわけ。
同じくCCLCQ,本戦ともに大活躍した中国のZhenもいる*2ので、2022年度は本当にオン出身者が活躍した年になったと感じる。
余談2:UKとフランスと欧州リーグ
EndingWalkerは欧州リーグには参加していない。活躍し出したのが開催直前だったから間に合わなかったのか、年齢なのか都合なのか、UK主体チームの2つ目が縁故重視だったからなのか色々な要因があるのでなんともいえない。
ちなみに2022年度から開催の欧州リーグはシーズンはフランスチームが1位ながらプレーオフでproblemX率いるUKチームが優勝だった。
欧州のパワーバランスはスト4時代のLuffyのEvo優勝や主要イベント的にフランスが中心地という時代が長く、それが2018あたりからproblemX、infexiousらによってUK優勢になってきた…のが2021年のRedbullKumite_UKでのフランスMisterCrimson優勝でまたフランス側に…という流れがあり、2022年はUK側がそれをさらに押し返した年になった。