setofuumiのblog

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MisterCrimsonがRedbullKumiteを優勝するまでの軌跡

 RedBull_KUMITE2021で優勝したのでその軌跡をたどっていきたい。

mistercrimson


2016 デビュー

1st Cannes Winter Crash
https://kakuge-checker.com/topic/view/03930/

www.youtube.com


当時から見ている人には説明不要のsfv_CPT開幕戦優勝。カンヌはフランスなので地元防衛優勝でもあった。これのインパクトが強すぎてダルシムメインになってからも「ララの人」イメージを持つ人が絶えなかった

1st online One
https://capcomprotour.com/online-ranking-event-europe-one-results/
夏に行われたオンラインでも優勝。s1の+128は非常に影響度が大きく、結果的にCrimsonはCC出場GP枠当確となる

9th EGX2016
https://egx.challonge.com/EGX_CPT_2016_TOP32
Phenom,Hurricaneに負け
欧州プレミアだったが欧州勢に2負けで9位終了。プレミアtop8到達に関してはここから長い闘いが始まる。

13th CC
https://kakuge-checker.com/topic/view/04676/
https://challonge.com/capcomcup2016
ももち×→ProX○,DRray○,yukadon×
そうして出場したCC2016、日本勢には勝てなかったがProXとの欧州対決に勝利、13位まで残る健闘を見せた。
なお欧州最高位はLuffy,Phenomの9位


2017 惜敗

4th Online_One 1st:Luffy
https://smash.gg/tournament/capcom-pro-tour-online-2017-europe-event-1
1位Luffy、2位Atroshの2人に負けての4位。

2nd Online_Three 1st:Infexious
infexiousにリセットされての惜敗2位。これまた長い闘いの始まりとなる。
https://smash.gg/tournament/capcom-pro-tour-online-2017-europe-event-3
(*順位表がちょっとバグってておかしい)
https://smash.gg/tournament/capcom-pro-tour-online-2017-europe-event-3/event/street-fighter-v-singles/entrant/876111

3rd FFMrumble (ドイツ・ランキング) 1st:Phenom
ProblemX,Phenomに負け。優勝はPhenom
https://kakuge-checker.com/topic/view/05069/

9th EGX2017
https://smash.gg/tournament/egx-capcom-pro-tour-premier-event-2017/events
遠征のマゴ、Jiewaに負けでまたもや9位。優勝はガチくんを抑えたProblemXが史上初の欧州プレミア防衛優勝。以降ProblemXは連勝街道を突き進むことになる

4th EU決勝
https://kakuge-checker.com/topic/view/05387/
https://challonge.com/CPTMGW17Top8
ProblemX、Phenomに負け。きれいに3強の次の4位となった。


2018 周囲の躍進を見守る

9th EGX2018 *地域決勝+ オープン大会
https://capcomprotour.com/egx-2018-results/
https://smash.gg/tournament/egx-capcom-pro-tour-european-regional-final-2018/events
momi,Brianに負け。1st:Luffy,2nd:Momi
この年Crimsonはほぼ実績を残せなかったが、EGXオープン(スケジュールの兼ね合いなどから渡航遠征が少なかった)ではなんとかcpt入賞。ではあったが、欧州勢に2負け、3年連続で9位になってしまう。
そのオープン大会GFは欧州勢のLuffyとMomiとなり(日本から応援されたアレ)、この年も欧州プレミア地元優勝が達成されることになる。また出れなかった地域決勝で、欧州3強を抑えてAngryBird,Akainu,HurricaneがTop3になることも含めて見守るだけの年になってしまった。

2019 1勝の重み

3rd Reflect 1st:ProblemX
https://smash.gg/tournament/reflect-11/event/street-fighter-v/overview
ProblemX,Phenomに負け 
かりん乗り換えブームに乗ってCrimson,Phenomともにかりんピックした回。Phenomネカリにまさかのかりんピックで勝利するもProXベガとLでのPhenomかりんに敗退。

2nd Online 1st:infexious
https://smash.gg/tournament/capcom-pro-tour-online-2019-eu-west/events
オンラインが1度のみだった年。この回は大荒れに荒れて実績者がバンバン落ちていく展開。Crimsonはtakamuraをプールで倒し順調に駆け上がるが、そこにいたのはまたもやInfexiousで、6-0を食らって敗退。

7th CelticTD
https://smash.gg/tournament/celtic-throwdown-2019/event/street-fighter-v/overview
結果としてはsako,Punkに負けでの7位。

www.youtube.com


ここでCrimsonはついにプレミアTop8を達成する。カメラアピールからも念願の達成だったことがうかがえる。4年目の正直といったところ。この回はinfexiousも7位でともに欧州最高タイ成績にもなった。
ちなみにこの大会でサムスピにも出てかずのこに負けての2位。他にもアーク系もちょこちょこやっておりマルチなプレイヤーでもあるところを見せた(2021組手のGGSTでもうまかった)

敗退 EGX:2019 *地域決勝+ オープン大会

EGX 2019 – European Regional Final Results: NASR|Big Bird from the United Arab Emirates wins both Open Event and Regional Final! | Capcom Pro Tour

https://smash.gg/tournament/egx-the-cpt-eu-regional-final-2019/events
そんなこんなでいい感じできたEU決勝(含むオープン)だがここでは決勝・オープンともにもうひとつ。EGXの上位成績も途切れた
これでCrimsonは欧州枠:次点候補にもあと一歩の圏外という位置になってしまう。
このシーズン結果的にはLuffy(905P)がギリギリGP枠に届かずGP外欧州枠獲得、ついでtakamura(565P),Crimson(435P)で終了となった。LuffyがGP枠に入り、Crimsonがどこかで順位を上げて+150ならばCCだった…という感じ。


それから

9th EvoJP2020
https://smash.gg/tournament/evo-japan-2020/event/evo-japan-2020-street-fighter-v/overview


2019は惜しかったね、というところでなんとEvoJPに向けて数週間日本滞在でのブートキャンプを決行。日本勢相手の組手企画などもしていた(残念ながら録画はなくなってた) 

 そのかいもあってかEvoJP本番ではなんと9位獲得。sakoとNuckleDuに敗れたのでやむなしだが、あと一歩で壇上でこれまた非常に惜しい結果となった。

そしてここでコロナショックでほぼすべての大会が中止。公式はオンラインのみとなってしまう。そして
2nd online2(2020) 1st:infexious
https://smash.gg/tournament/capcom-pro-tour-online-2020-europe-west-2/event/street-fighter-v-champion-edition/standings
1回目はtakamura優勝、からの2回目。早期にL落ちしたProX,LuffyがLで潰しあうまさかの大荒れ展開になり、Crimsonは新たな手駒のGを投入しGF_L到達、そこで待っていたのはまたもやInfexiousなのであった…(0-3負け)

 

そして2021

 UKで開催されるRedbullKumiteに招待決定。ぶっちゃけUK勢たくさんいるしフランスはLuffyがいるし、グローバルな視点だとそこまで知られていないだろうからこの選出はびっくりした。選んだ人が偉い。結果はみなさんが知るところである。

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 ガチくん,Punk,idomを倒したのもインパクトがあったがこのLuffy戦のリアクションが最も心を打たれた。その後の決勝idom戦では全てから解き放たれたかのような表情で、この精神状態が優勝をもたらしたのでは…と思えるほどだった。

 

おわりに

こうしてCrimsonはまる5年ぶりの優勝を果たした。
Luffy,Phenom,PrroblemXの3強に抑えられ、infexious,takamuraがそれを飛び越えてグローバルな実績を取り、Bigbird,AngryBirdの中東勢も参加して優勝してCC出場するようになり…と非常に長い5年間だった。Luffy戦後のリアクションにはそれが全て詰まっていたかのようだった。
今後もintel地域決勝(通過済み)、CPTOフランス周辺、そして年内復活の予定になっている欧州でのオフ大会(奇しくもtop8達成したCelticThrowdown)、と活躍の舞台は残っているので見守っていきたい。
おめでとう、MsterCrimson。