setofuumiのblog

格ゲーを見ます

FrostyFaustingsXIII(2021)と北米オン大会としての感想

もくじ
・前置き
・各種リンク
・大会解説
・大会感想
・見たものの感想


前置き
イリノイ州(シカゴ)の大会。GGがメインで13回目になる。
主催のElvenshadowさんのことなど詳細はこの記事が詳しい
https://www.redbull.com/jp-ja/the-legacy-of-elvenshadow-and-frosty-faustings-2017-15-04

近年は超大型大会に成長していたが、今回はこの情勢のためオンライン化して開催。
ちなみに「いわゆる北米式の複数種目大規模大会」を完全オンライン化して開催した初めての大会になった(たぶん)。


各種リンク

Smashgg
https://smash.gg/tournament/frosty-faustings-xiii-2021-online/details

種目・配信
day1 (BBTAG,GGXrd,GBVS,UNI,SC6エキシビション、UMvC3、
TFH*1
https://twitter.com/FrostyFaustings/status/1355297999937789954
day2 (GGXXAC+R,Tekken7,3rd,FantasyStrike)
https://twitter.com/FrostyFaustings/status/1355562215684911107
day3 (スカルガ,パワレン,MK11,zero2,タツカプ,WJ(パワーディスク))
https://twitter.com/FrostyFaustings/status/1355927535129866240


解説

・メインタイトルはGGXXAC+R
他のゲームはエントリー人数制限128なのに比べてこれのみ512となっており、最終的に457名のエントリー。day2にやってるのは元々金土の2dayでやっている大会だった名残。ちなみに欠席DQは50名ほどしかおらず、実数でも400を超えた大規模トーナメントとなった。

・採用種目と条件
基本的に
「特定のネットコード採用ゲーム」(GGPO等の北米で対戦可能とみなされているもの)
「Fightcade2」(対戦機能のあるいわゆるエミュレーター、GGPO式)
「parsec」(PCリモートの理屈でローカルプレイを行うやつ)
この3種に該当・使用して開催できるものが採用。そうではないゲームは「隣接地域でのエキシビション」という形式とされた。
エントリーはいわゆる「東部」の人がほとんどだったが、西海岸勢も一定数エントリーして上位者もいた。

・エントリーは無料
北米格ゲー大会においてメジャーなファンディングサービスであるところの「Matcherino」*2をすべてで採用。それがそのまま賞金ということになった。メインのGGXXAC+Rでは5000ドル超え。
https://matcherino.com/events/42061


感想
大規模大会をそのままオンラインで、という形はおそらくこれが初だったが無事開催された。(Evoオンが本来そうなるはずではあったのだが)
トラブルが無いわけではなかったが、おおむね順調に進行して盛り上がっていたようだった。Fightcadeが(おそらく)リプレイを流す形式になっていたり、ゲームごとにチャンネルが分かれて分散してしまうのはしょうがないが。
採用されたゲームにおいて実際東西対戦がどうなのかはやってる人しかわからんのでわからんところはあり。なおzero2では西海岸在住組のレジェンド3人(JohnChoi,Jwong,AlexValle)が上位独占した。

ちなみにBBTAGでは(Frostyでは地元地区公式大会上位のエキシのみだったが)同週末に別企画として「parsecを用いた東西15on」が行われていた。 https://twitter.com/GuzmanGaming/status/1351754960019492864
コメントによると中間の地域にあるサーバー経由でやっていたようだったがparsecを使うとどうなるかはまだまだ謎が多い(ホストをどこにするか、サーバー経由するかなど色々あるっぽい)
これまでオフ大会で採用種目だったが採用されないもの(sfvとAC+R以外のアークゲー)は現状地域制限しないと無理、という判断がなされているようで、これが今後どうなっていくかはparsecがどうなのかと運営判断次第になりそうだ。

 

見たものの感想
UMvC3
とんでもないプレイでrayrayが優勝。
https://twitter.com/HiFightTH/status/1355409812863868929
TFH
馬のゲーム。情勢全然わかんなかったが昨年Evo代替でやった400人規模大会で2位だった人が優勝したらしい。今回エントリーは126
GGXXAC+R
Elvenshadowさんの「自作自演」が成功するかが毎年焦点になるが今年はWF勝ちからのGF逆転優勝されての2位であった。優勝はザッパのKBnova
3rd
優勝はwadupNEEMケン。あんまり見たことなかった人だがexodus,Lance,Jwong,Arliethが参加しての優勝はすごい。あとLance,Jwongの春2枚に勝ったDaggerGレミーが目立った。
スカルガ
SonicFox,dekillsageのいつもの2人が出場。優勝はdekillsageだった。2位はswiftFox-dash。例年黄色いかぶりものでsonicfox(青い)と激戦を繰り広げていた人。新キャラ(モバイル→CSの輸入、ともう1キャラ予告)の発表もされた。
パワレン
優勝は前年期待されながら不参加になってしまったChimera。やはり強かった。2位は西から参加のマルチゲーマーYLTColeで、めっちゃテクいことをやっていた模様。
zero2
上にも書いたが西のレジェンド3人が上位独占。その中でも圧勝したJohnChoiはさすがであった。

*1:Thems fightin Herds,いわゆる馬のゲーム

*2:いわゆる投げ銭やグッズ販売利益による賞金の上乗せが出来るやつ。ファンディング到達度による企画開催などにも用いられる